今日は、最近読んだ育児本の感想を綴っていこうと思います。というのも、アメリカでは日本語の育児本を入手しにくく、読み返したいと思っても次入手できるかもわかりません。そのため、感じたことや実践したいことなど言葉にして残すことで、後で振り返れるようにしたい思います。そして、どの育児本を読むべきか悩んでいる方にこのブログが参考になったら嬉しいなと思います。
今回の育児本:『「心の基地」はおかあさん』(著者 平井信義)
本書では、子どもの自発性と思いやりの心を育むために必要なことを学ぶことができます。
その中で、私自身が子育てする中で意識したいと思ったポイントは2つです。
①(自発性の発達が遅れるため)親の過干渉やいい子の型にはめた厳しい躾は避ける
「好奇心旺盛でいきいきと遊んだり学んだりできる子になってほしい」と漠然と思っていたところ、この本を読んで「自発性」がいかに大事かを学びました。
子どもを一生懸命育てようとするあまり、失敗しないよう親が先回りする、急いでいるから親がやる、ダメを連発する、いい子に育てようとする、といったことはやってしまいがちだなと反省しました。どこまで見守るべきか、そのラインは本当に難しいし、時間的にも精神的にも余裕がないとできないことだと感じます。とはいえ、不登校や問題行動は自発性の乏しさに起因していると指摘されています。自発性を育むためにも、できるだけ口出しし過ぎないように意識していきたいと思います。
②子どもの立場に立って考え、子の気持ちを汲んであげることが大切
イヤイヤ期も口答えが増えてくる中間反抗期も、叱るのではなく共感し子どもの気持ちを汲んであげることが大事で、思いやりを受けることで「思いやり」の心が育っていくとのことです。
厳しく叱ったり命令したりして親の言うことを聞くようになったとしても、それは思いやりではない、という指にハッとしました。「やめて~」「だめよ~」を連発している私は、親に言われたからとりあえずやめる子になっているのかなとちょっと反省。いたずらをされて困っているときは、困っていることを伝える。そうすると、困らせないようにしようと思うようになるそうです。実践してみます。
子育ての小手先のテクニックや育児ハックというより、基本的な考え方や育児の指針を学ぶことができます。これから子育てが始まる方はもちろん、不登校や問題行動などで悩む親御さんにとって読む価値がある本だと思いました。
もっと詳細を知りたいと思った方は、是非本を手にしてみてください。(アフィリエイトではありません)
「心の基地」はおかあさん―やる気と思いやりを育てる親子実例集 (子育てシリーズ) | 平井 信義 |本 | 通販 | Amazon